Microsoft Edgeの設定関連まとめ
パソコン用ブラウザではChromeの評判が高く、あまり使われてない印象のMicrosoft Edgeですが、ChromeやFirefoxで使われているアドオンや拡張機能を手軽にMicrosoft Edgeで使えるようにするMicrosoft Edge Extension Toolkitを公開するなど、Microsoft Edgeの利便性を向上させる機能が少しずつですが追加されてきています。
セキュリティ的にガバガバすぎたIEの反省を踏まえて作られたブラウザということもあり、AppContainerというサンドボックスで稼働していたり、とにかく結構セキュアなブラウザらしいので前々から使ってみたいとは思っていました。
(参考:医療IT記事 “危険なIE”にさようなら 新ブラウザ「Microsoft Edge」は“究極の安全”実現か豊富なセキュリティ機能をレビュー)
というわけで、Microsoft Edgeで行ったカスタマイズなどをまとめてみました。
初期設定&設定画面の開き方
Microsoft Edgeを開いたら、右上の「…」をクリックするとメニューが開きます。ここで設定をクリックすると設定が開き、
さらに設定画面を下の方にスクロールすると詳細設定に移動できます。
ブックマークバーを表示する&表示設定
デフォルトではブックマークバーが表示されていないので、表示しました。
【設定】>【お気に入りの設定の表示】
ここで【お気に入りバーを表示する】をオンにすると、お気に入りバーが表示されるようになります。アイコンのみの表示に切り替えることも可能です。
初期の検索エンジンを変更する
Microsoft Edgeの上部の検索バーを使用したとき、デフォルトではBingで検索されます。私はGoogle信者なので検索エンジンをGoogleに変更します。
ただ検索エンジンを変更するためには、一度その検索エンジンで何かを検索する必要があります。というわけでGoogleまたは登録したい検索エンジンでなんでも良いので検索したら、以下の設定を行います。
【設定】>【詳細設定の表示】>【アドレス バーでの検索時に使う検索プロバイダー:】
既に利用したことのある検索エンジンがリストに追加されているので、使いたい検索エンジンを設定したら終了です。
twitter検索とかYouTube検索とかもあるので、何か1つのサービス専用の検索ブラウザとしてEdgeを使うのも面白いかもしれませんね。
ダウンロード先を変更する
【設定】>【詳細設定の表示】>【ダウンロードしたファイルの保存先】
デスクトップにダウンロードする派なので変更しました。
ブラウザ終了時にキャッシュを削除する
キャッシュはブラウザを軽快に動作させるための仕組みですが、キャッシュがたまるとブラウザが重くなります。というわけでブラウザ終了時に自動で削除する設定にします。
【設定】>【クリアするデータの選択】
【ブラウザーを閉じるときに、常にこれを消去する】をオンにすることで、チェックしたものをブラウザ終了時に自動的に消去する設定にすることが可能です。
詳細表示をクリックすると、削除するものの項目をもっと詳しく設定できます。
私は「閲覧の履歴」と「キャッシュされたデータとファイル」だけチェックを入れました。
Google Chromeの拡張機能をMicrosoft Edgeで使ってみる
Microsoft Edge Extension Toolkitを使えばChromeの拡張機能も使えるということなので、使ってみることにしましょう。全部の拡張機能が動作するわけではないみたいですが、ものは試しです。
なお先に言っておきますが、この設定は失敗してます。
ただ最後まで見てもらえれば、ChromeとEdgeの橋渡しでやらなければならないことは分かると思いますので、雰囲気を知りたい方は見てやってください。
1.Microsoft Edge Extension Toolkitのインストール
ストアからMicrosoft Edge Extension Toolkitをインストールします。
30秒で終わります。
2.Edgeで使いたいChromeの拡張機能を用意する
拡張機能用意するため、Chromeに拡張機能をインストールします。
今回はLooper for YouTubeを使います。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\拡張機能ID
インストールされた拡張機能はここに保存されます。
意味不明な文字列のフォルダが並んでいると思いますが、これが拡張機能IDです。
目的の拡張機能IDを見つけるためにはChromeの拡張機能の設定画面を開きます。拡張機能の設定画面の開き方が分からない場合は、
chrome://extensions/
このアドレスをChromeで開いてください。
拡張機能の管理画面でデベロッパーモードにチェックを入れたときに、拡張機能の下部に表示されるIDが、目的のフォルダ名の名前です。
目的の拡張機能が保存されているフォルダが発見できたら、
必ずどこか作業しやすいフォルダにコピーしておきます。
Microsoft Edge Extension Toolkitは読み込んだフォルダを直接編集してしまうので、Chromeで使用しているフォルダをそのまま読み込んでしまうのはまずいです。
3.拡張機能をMicrosoft Edge Extension Toolkitで読み込む
拡張機能のフォルダをコピーしたら、Microsoft Edge Convertor Toolkitの【Load extension to convert】でフォルダ読み込みます。コピーしたフォルダの中の、バージョン名になっているフォルダを【フォルダーの選択】で開くことに注意です。
すると拡張機能の中身と、エラーメッセージが表示されます。
このエラーメッセージを1つずつ人力で修正することでEdgeで使える拡張機能となるようです。私にはそれができそうもないので、諦めました。
4.拡張機能をEdgeにインストールする
先ほどの設定で躓いてしまったので、ここから先のやり方は他サイト様を紹介します。
Chrome拡張機能を Microsoft Edge の拡張機能に変換する「Microsoft Edge Extension Toolkit」の使用方法 - ある SE のつぶやき
専門的な知識を持っている方が書かれた記事なので、実際にMicrosoft Edge Extension Toolkitを使ってみようと考えている方にとっては非常に参考になるかと思います。
MIcrosoft Edgeの拡張機能を使ってみる
Chromeの拡張機能をインストールするのは失敗しましたが、Edgeの拡張機能はストアから簡単にインストールできます。
気になる方はこちらから探してみてください。
今回はマウスジェスチャとOffice Onlineだけ入れてみました。
LastPassなどのパスワード管理アプリなどもありますが、まだまだ拡張機能の総数が少ないので改造できるところが少ないです。今後に期待。
ちなみに追加された拡張機能は設定メニューの一番上に表示されるようです。またアドレスバーの横に表示することも可能で、クリックすると設定画面に飛びます。
マウスジェスチャー
Microsoft公式の拡張機能にマウスジェスチャがあったのでインストールしてみました。右クリックをしながらマウスを動かすことで、何らかのアクションをしてくれるという便利機能です。
あんまり手の込んだジェスチャーが登録できないこと、フリップバックとフリップフォワード(左クリックしながら右クリックなど)のジェスチャーが用意されていないことなどから考えて、マウスジェスチャとして多機能とは言えません。
ただUIが美しくて、ぐちゃぐちゃ書くとマウスジェスチャ一覧が簡単に表示できたり、ドラッグアンドドロップを有効にして新しいタブでリンクを開くのが便利すぎることもあって結構気に入りました。
こんな感じで左クリックでリンクをドラッグ&ドロップするだけ新しいタブで開いてくれます。
Office Online
Office Onlineでダウンロード可能です。One Driveを手軽に使えるのと、Excel Onlineなどのオフィスツールを手軽に呼び出せるのでメモとか色々使えます。
One Driveを使ってないと初期設定とか色々めんどそう。
マイクロソフトアカウントを持ってない人は導入が面倒かもしれません。
最後に一言
Chrome愛用の僕としてはまだまだ機能不足を感じるEdgeではありますが、セキュアなブラウザというのはそれだけで魅力的ではあります。
Office Onlineが手軽に使えるのは良いですが、Chromeと比べてしまうと機能性はまだまだといった感じ。ただシンプルなブラウザなので不快感はあまりないです。
拡張機能がもっと増えてきてくれれば使い倒したいところですが、今のところはChromeと一緒に使うサブブラウザといった感じになりそうです。また何かEdgeで設定するようなことがありましたら、このページに更新していきたいと思います。