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はじめちょろちょろなかぱっぱが自動でできる土鍋、かまどさんに感動!カンブリア宮殿の長谷園特集の感想とまとめ

長谷園 かまどさん三合炊(直火専用) CT-01

テレビ番組のカンブリア宮殿で、長谷園という伊賀焼の土鍋を製造している会社が特集されていたのですが、色々と感動しました。

かまどさんという土鍋の機能性もそうですが、長谷園という会社の在り方、長谷社長の物作りの姿勢についても素晴らしいものがありましたので、かまどさんの特徴ともども紹介したいと思います。

長谷園は数十億という借金を抱えた企業だった

長谷園は伊賀焼という土器の産地にある会社なのですが、清水焼や信楽焼などの超有名な焼き物の産地が近くにあったことや、伊賀が産地として小さすぎたために商人が育たなかったことなどから、ずっと有名な焼き物の産地の下請けが続いており、伊賀焼の名前が知れ渡ることはありませんでした。

長谷園もそのように下請けとして伊賀焼の製造をする傍ら、建築用のタイルを製造することで生計を立てている会社でした。会社の利益の約3割は伊賀焼、残りの7割はタイル事業といった割合だったのですが、阪神淡路大震災の影響でタイル事業が急速に減衰。

経営者としてはタイル事業を切るべき場面でしたが、現場に出ていた職人気質の長谷社長は苦楽を共にしてきた職人仲間を切ることができず、赤字操業でタイル製造を続けた結果、数十億もの借金をかかえる羽目になり、職人たちへの給料の支払いも滞る事態になりました。

長谷社長は当時を振り返り、「経営者として失格だった」と振り返っています。

 

確かに赤字産業を続けるのは経営者として失格だったかもしれませんが、社長の人柄がよく出ているというか、気持ちは痛いほど分かります。

さらに伊賀焼を買ってくれていた問屋さんと大喧嘩!

途方も無い額の借金を抱えた長谷社長は、当時百貨店で働いていた息子さんを頼って再起を図りました。

借金18億という数字を聞いた時は「ぞっとした」そうですが、何か力になれるならということで百貨店を辞め、当時売り上げの3割を占めていた伊賀焼に賭けることにしました。

しかしこのとき、長谷園が伊賀焼を納品していた問屋さんが、わずかながら作っていた長谷園のオリジナル商品のアイデアをパクった商品を販売したとして、長谷社長が激怒!

「泥棒と一緒やないか 俺ん所来んな」と言い放ち、一番多く下請け仕事をもらっていた問屋さんとの取引を停止。

息子さんはこの時、会社が大変な時だったので
「もうなんてゆうことを言うてくれたんや」
と思ったそうですが、それとは裏腹に、
「メーカーとしてのプライドをもっと持たなあかんな」
と思ったそうで、父親がそれを見せてくれたような気がしたと語っています。

普通、これだけ会社状況が厳しいときであれば、
多少ムカつくことがあっても問屋さんや元請けには逆らえないと思います。
もし自分がそんな状況になったとき、メーカーとしての誇りを持って、「そんな奴に金もらうぐらいだったら捨てる方がマシ」という長谷社長の台詞を言い放つことができるかどうか・・・
きっと自分にはできないと思います。

口先だけなら何とでも言えますが、実際に長谷社長はメーカーとしてのプライドを持って会社を復活させています。だからこそ何かこのエピソードには、物作りにとって何か大事な教訓が込められているような気がします。

約4年の研究で「かまどさん」を発明!大復活!

長谷園 かまどさん三合炊(直火専用) CT-01

何か商品を探していたとき、息子さんは長谷社長のアイデアノートを発見します。
実に様々な発明のアイデアがある中で、「かまどさん」の原型となるアイデアを発見しました。

かまどさんがどういう土鍋かと言うと、
土鍋でおいしいご飯を炊くときの鉄則である
「はじめちょろちょろなかぱっぱ 赤子泣いても蓋取るな」、
すなわち最初は弱火で鍋全体を温め、強火にした後に火を弱めて蒸らすという行程を、最初から最後まで中火だけで行えて、誰でも簡単に理想的な土鍋ご飯が炊けるというもの。

長谷社長も息子さんも土器の産地の育ちなので、土鍋で炊いたご飯の美味さは知っていました。かまどさんのアイデアを見たとき、あの美味しさをみんな知らないから、それが簡単にできるようになれば売れると思ったそうです。

それから約4年、1000個以上の試作品の果てに完成したのがかまどさん。

本当に美味しいお米が炊ける炊飯器ランキングで最上位にランクインしたり、料理研究家の方からの熱い支持を受けたりなどで口コミ人気が爆発して、土鍋では異例の75万個を販売するに至ったということです。

こうしてかまどさんで人気を得た長谷園は、次々とアイデアを商品化。
借金18億の企業が大復活を果たしたというわけです。いやーすごい!

ちなみにかまどさんを開発した当初、周囲の人が「絶対に特許を取るべきだ」と強く勧めたのにもかかわらず、「真似される前にもっと良いものを作る」と長谷社長は威張っており(本人談)、その結果海外で真似されたりして懲りた結果、今では新商品を作ったらちゃんと特許を取得しているそうですw

長谷社長は後になって「バカだと分かった」と笑いながら話していました。

かまどさんの特徴

普通の土鍋は、熱が通りやすいように底を薄くして作るのですが、かまどさんはその真逆。底が厚く、一気に熱は通りません。

伊賀焼の特徴である伊賀の土は、土の中に空気の層があるため保温性が高く、一度熱が通ると熱を逃がしにくいという性質があります。その伊賀の土でできた底面をザラザラになるように削って表面積を増やし、火にかけたときに熱が伝わりやすいように加工してあります。

これを中火にかければ、最初は弱火のようにゆっくりと熱が伝わり、熱が伝わった後は強火のように強力に火が通るようになり、途中で火を止めれば弱火で蒸らしているような仕上がりになります。

炊き上がりまでの時間は蒸らしを含めて30分から40分ほど。
理屈は簡単ですが、とてもおいしく炊けると評判です。

高級炊飯器と違い、ぶっちゃけると単なる土鍋なので、料金設定はサイズによって違いますが、バカみたいに高くないというのも嬉しいところ。上蓋、中蓋、本体をパーツ別に購入できるので、もし割ってしまっても安心というのも安心感があります。ちなみにパーツを個別に全部揃えると普通に購入するのと同じ値段に。

長谷園は色んな土鍋を販売してる!IH対応や電子レンジ対応も!

長谷園 陶珍かまど「極」 二合炊き NC-80

長谷園の商品ラインナップを見てみると、実に様々なタイプの土鍋を販売しています。IH対応の土鍋であったり、電子レンジで炊飯できる陶珍かまど「極」など。
ちなみに今はピザ窯を開発中だそうです。

こんなに色々な商品を開発できる背景として、
長谷社長の「作り手は真の使い手であれ」という信念が紹介されていました。

長谷社長曰く、
「伝統だからと同じものを作り続けても誰も相手にしてくれない」
「求められているものでなければ民具にはならない」

作り手の仕事は、求められていることをキャッチして形にすることだと言います。

長谷社長の「作り手は真の使い手であれ」という信念には、時代とともにライフスタイルも変化していくのだから、作り手自身がその生活の中に身を置かないと、その時代の民具は作れないという考えが込められています。

今の時代、ガスコンロが無くてIHしかないという家庭も珍しくありません。
電子レンジで済ませたいというニーズも多いです。
そんな「求められているもの」をキャッチするためには、作り手自身が商品の使い手でなければいけないということなんですね。

実際、長谷社長は遠くに住んでいる娘のところに試作品を持って行って使わせたりするそうですが、「どうやって収納するんだ」「家族構成を知っているのか」「田舎ならいいけど都会じゃ使えない」など手厳しい意見を頂戴するそうですw
それからというもの、商品はすべて収納のことまで考えてデザインしているそうです。

長谷園 多用鍋 「男厨」 NC-94

私はこの、厨房に入る男子向けの多用途土鍋の「男厨」が好きです。
男性が好きそうな黒を基調とした重厚なデザイン、細々とした調理器具をたくさん購入せずに「コレ」という1品を使い倒したいという男性心理をよく掴んでいると思いますw

煮込んだり、蒸したり、焼いたりするだけじゃなく、
土鍋の保温力を生かして冷やすこともできたりします。
うーん、とても欲しい・・・

まとめ

長谷園のかまどさんやその他商品の機能性もそうですが、
何より長谷社長の物作りの姿勢にも感動しました。
あと長谷社長だけ服装といいオーラといい時代錯誤というか、
忍たま乱太郎に出てきてもおかしくない雰囲気なのもちょっと笑いました。
そのクリエイティブな内面は最先端を走ってると思いますがw

土鍋の炊飯は普通の炊飯器と比べてやはり一手間ありますが、
本当に美味しいお米を食べたいという方にはとても良いですね。
価格もお手頃で、サイズも選べてパーツ別での購入も可能なので、
お米にこだわりのある方は是非お試しください。

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