大阪と札幌を結ぶ寝台特急トワイライトエクスプレスがついに廃止に…
札幌と大阪を結ぶ寝台特急のトワイライトエクスプレスが、
2015年の春を目処に廃止となるというニュースが…
残念なことですが、これも時代の流れでしょうね。
直接の廃止の原因は車両の老朽化ということです。
寝台特急といえば、予約が取れないほど寝台特急が盛況だった時代もありました。
しかし今日では、
高速道路、深夜バスや青春18切符など、
安くて長距離移動が可能な公共交通機関やサービスに押され、
寝台特急の交通機関としての人気はかなり落ちていました。
それでも寝台特急自体には根強い人気がありました。
他の長距離移動が可能な公共交通機関には無い感覚、
移動そのものが旅という感覚にさせてくれる交通機関です。
22時間かけて日本海側を通って大阪と札幌を繋ぐトワイライトエクスプレスは、
美味しい食事とゆったりとしたくつろぎの空間が用意されており、
値段がかかりますがそれ以上に快適な移動手段でありました。
実際にJRも寝台特急に関しては、
快適な旅や贅沢なレジャーといった方向で生き残りを模索していたように思います。
今回廃止が決定したトワイライトエクスプレスの高級スイートやロイヤルなんかは、
10時ジャストにみどりの窓口に行かないと切符が取れなかったりするとか。
hasidaの部屋様のトワイライトエクスプレスで行った旭山動物園というページを見ると、
当時(この記事は2005年の時の旅行記)はどれだけ盛況していたかが分かります。
一番取りやすいB寝台ですら、1ヶ月以上前に予約するのは当たり前だというのですから。
みどりの窓口で事前に情報を入力し、
発券開始の10時丁度にボタンを押す
『10時ジャスト打ち』
とか、予約を取るためには必要な技術だったんだそうな。
しかし2013年頃のトワイライトエクスプレスといえば、
B寝台なら当日予約でも乗車可能なくらいでした。
B寝台の1部屋にはベッドが4つありますが、
大きいツアー客と乗り合わせたような時以外は
1部屋を1人で独占できるくらいガラガラでした。
しかし、僕が見た限りでは電車はまだまだ綺麗でした。
高級な快適な旅を提供するという役目はまだまだ果たせたように思います。
残念ですが、老朽化を理由に廃止となるということは
老朽化した車両を修繕するだけの採算が取れないということなのでしょう。
時代の流れとはいえ、悲しい限りです。