にこさうんどが突然の閉鎖…理由は一体何なのだろう?
ご迷惑をお掛けしております。
突然で申し訳ありませんが、諸事情によりサイトを閉鎖する事となりました。
勝手で恐縮ですが、今迄ご愛顧頂きまして、ありがとうございました。
— にこ☆さうんど (@ufreyr_ns) 2014, 2月 3
ニコニコ動画からMP3を抽出できるサイトとして知られていた『にこ☆さうんど』が突然閉鎖されてしまったようです。
理由ははっきりと説明されていませんが、一体なぜ閉鎖されてしまったのでしょうか?
おそらく著作権上の問題
ニコニコ動画の非公式音声抽出サービス「にこ☆さうんど」閉鎖 : J-CASTニュース
まず、にこさうんどはニコニコ動画公式のサイトではなく、一般の第三者によるサイトでした。
J-CAST様によると、ニコニコ動画では既に「NicoSound」という音声抽出ツールが用意されており、許可されている楽曲についてはダウンロードできるようになっています。
しかし、ダウンロードが許可された動画はそれほど多いわけではありませんでした。それに対し、にこ☆さうんどではどんな動画でもダウンロードできました。
どんな動画からでもMP3を抽出できるにこ☆さうんどではCDなど商用メディアで販売されている楽曲もダウンロードできるため、ダウンロード刑罰化のあたりから議論の対象になっていました。
にこ☆さうんど側としては、ニコニコ動画からMP3を抽出する機能を提供しているだけなのでしょうが、それを不正に利用する人がいればサイト管理者にも何らかの責任が問われるかもしれません。
公式のNicoSoundではダウンロードできる楽曲が限定されている代わりに、JASRACなど楽曲の著作権を管理している団体と契約しているため、著作権問題はクリアしていました。
にこ☆さうんどで利用される楽曲は利用者によって決定されることになるため、著作権をクリアするのは難しかったのだろうと思います。
にこ☆さうんど内でも、著作権を侵害する恐れのある楽曲のダウンロードは控えるようにお願いをしていましたが、守らない利用者が後を絶たずに閉鎖することになったのだと思います。
ニコニコ動画やYouTubeの発展とともに、常に著作権の議論がなされていました。
ユーザーのコンテンツに依存するサイトでは、ユーザーが行った著作権侵害に対して、運営側が何らかの対処を行わなければならなくなるのは仕方のないことだと思います。
もちろん一番問題なのはダウンロードしてはいけないものをダウンロードするユーザーですが、ダウンロード不可の動画からMP3を抽出できなくするなどの対処を行わなかった、またはシステムや労働力不足で行えなかったゆえの突然の閉鎖なのだと思います。
著作権団体からの圧力という説もありますが、具体的な経緯は明らかにされていないのではっきりとしたことは内部の人しか分かりません。
ただ、根本的な理由としてはやっぱり著作権絡みの説が一番濃厚だと想像できます。