けん制で2回もアウトになったホークス松田宣浩の珍対策
野球選手が話術やパワー、スピードなど様々な分野で1位を競い合う「プロ野球No1決定戦バトルスタジアム」という番組の中で、話術を競い合っているときに宮崎祐樹選手に暴露された松田宣浩選手のエピソードが面白すぎたので紹介します。
松田宣浩選手について
俊足のホームランバッターで、打たせてみるまで分からない松田くじと呼ばれるびっくり打撃が持ち味。常勝軍団ホークスの主軸。
宮崎佑樹選手とは亜細亜大学の先輩にあたる。仲良し。
間違いなく一流のプロ野球選手なのだが、人柄は少々天然のようだ。
ホームランを打った日のヒーローインタビューで「琵琶湖まで飛ばしました」と言い放ったことから、松田宣浩がホームランを打つたびに球界では琵琶湖の位置が変動するようになった。
今回のエピソードはそんなびっくり人間の松田宣浩選手らしいエピソードです。
松田宣浩のけん制対策
宮崎佑樹選手はオリックス、松田宣浩選手はホークスと別々のチームなのだが、2人は亜細亜大学の先輩後輩の間柄で仲が良く、オリックスとホークスで試合になる前日は電話したりする仲だそうだ。
とあるオリックスとホークスの3連戦の初戦のこと、
一塁走者だった松田宣浩がなんとけん制でアウトになってしまった。
けん制でアウトになるとせっかくのヒットが無駄になってしまうし、やってしまった感が出てしまう。積極的に二塁を狙う姿勢があれば多少のけん制アウトは必要経費かもしれないが、プロ野球選手としては可能であれば一生けん制アウトになんかなりたくないだろうと思う。
けん制アウトになってしまった松田宣浩選手は、その日の夜に宮崎佑樹に電話。
「けん制でアウトになってもうた。最悪や」と漏らしていた。
しかも次の日の試合では、オリックスベンチではこんな話になっていた。
「松田は塁上で目をつぶる瞬間がある」のだそうだ。
目をつぶれば当然投手の動きに反応できない。
目をつぶった瞬間にけん制球を投げられたらひとたまりも無い。
けん制アウトになって当然だ。
実際に宮崎佑樹選手が次の日の試合でも塁に出た松田宣浩選手を観察してみると、またまた目をつぶっていたそうだ。
プロ野球は自分でも気付かない程の些細な癖を研究されるのが当たり前の世界だ。
そんなシビアな世界で、こんな分かりやすい癖が見逃されるはずがなかった。
松田宣浩選手はこの日もけん制アウト。
2日連続でけん制アウトになってしまった。
その日の夜、松田宣浩選手は再び宮崎佑樹選手と電話したそうだ。
おそらく「2日連続でけん制アウトになってもうた。最悪や」
くらいのことは言ったのかもしれないが、そこは明らかにされなかった。
ただ電話口で松田宣浩選手は宮崎佑樹選手にこんなことを言ったそうだ。
「目をつぶってもうた。次は何とかする」
確かに目をつぶってしまうのは問題だが、だったらつぶらなきゃ良いだけだ。
多くの人はそう思っただろう。自分もそう思った。
だが松田宣浩選手の対策は一味違った。
次の日、宮崎佑樹が球場で松田宣浩を見ると
ドーム球場なのにサングラスして試合をする松田宣浩選手の姿がそこにあった。
何とかするってそういう意味かい!
僕は腹がよじれそうになるくらい笑った。
同番組の芸人さんたちにも「おもろすぎる」と言われていたが、
何度聞いても面白すぎるエピソードだ。
まさか目をつぶらないように対策するのではなく、
目をつぶっても良いように対策するとは・・・
彼の天然なところというか、普通の人とは考え方のアプローチが違うんだなというのがよく分かるエピソードでした。