シャボン玉のせっけんハミガキの薬用と普通の奴を両方レビュー
シャボン玉のせっけんハミガキ。
前々から気になっていたのですが、
いざ使ってみるとなかなか良いものです。
普通のハミガキ粉とは色々と使い勝手が違うので、
購入を考えてる方の参考のために使った感想なぞを書いておきます。
ちなみにシャボン玉のせっけんハミガキには、
薬用のものとそうでないものがあります。
基本的には同じものですが、
薬用の方が明らかに量が少なくて高いです。
せっけんハミガキはケミカルな歯磨き粉を嫌う方にオススメ
数ある人気歯磨き粉の中から敢えてせっけんハミガキを購入しようと考えておられる方は、かなり健康意識が高い方だと思います。
実際歯磨き粉に含まれるいくつかの化学薬品は健康を害するというデータが出ており、あまりケミカルな歯磨き粉は使いたくないという方が多いでしょう。
そんな方にはせっけんハミガキは間違いなくオススメなのですが、
余計なものが入っていない分だけ
スタンダードな歯磨き粉とはいくらか使用感が異なります。
せっけんハミガキのメリット1.無駄に発泡剤とかその他ケミカル的なものが入ってない
ケミカルな成分が配合されていないというのもそうですが、
歯磨き粉の多くには発泡剤がこれでもかというほど配合されており、
歯磨きの時に明らかに不必要なほど口内を泡だらけにしてくれます。
せっけんハミガキはそういうタイプの歯磨き粉ではなく、
せっけんによる自然な泡立ちで収まるので
最後まで非常に歯磨きしやすいです。
せっけんハミガキのメリット2.後味が残らない
朝起きたときの口内には睡眠中に繁殖した細菌だらけなので、
朝起きたら朝食の前に歯磨きをするのが理想的と言われています。
しかし朝に歯磨きをすると
歯磨き粉の味が残ってしまって朝食の味を損ねてしまいます。
せっけんハミガキは変な後味がありません。
微妙にミントが配合されていますが、
何も食べなければ爽快感が残り、
何かを食べるにしても少量なので気にならないという絶妙な配合量です。
ちなみに、せっけんハミガキという名の通り
歯磨き中には石鹸っぽい味と香りがします。
レビューだと石鹸の香りがあまり好評価ではないのですが、
個人的にはその石鹸の香りが非常に良い香りで大好きです。
味の方は特に美味いも不味いもなく気になりませんが、
どんな味かと言われれば石鹸に近い何かです。
露骨に石鹸ではありませんが、
石鹸を口当たりよく改造したらこんな味になりましたっていう感じの味がします。
説明無理です。ごめんなさい。
どちらかといえば美味い寄りの味だと思います。
せっけんハミガキのメリット3.安い
あまり余計なものが入っていないですが、大分安いです。
良さ毛な歯磨き粉は1000円以上することも珍しくない昨今ですが、
シャボン玉せっけんは1本400円前後の普通の安い歯磨き粉と同程度の値段です。
【まとめ買い】 シャボン玉 せっけんハミガキ 140g×2コ
アマゾンでも1本400円ほどでまとめ買いできますし、
大抵のドラッグストアには置いてあるのではないでしょうか。
私は昔に良い歯磨き粉を色々探したことがあったのですが、
その結果辿り着いたキシリホワイトという歯磨き粉は
1本1000円以上する高級歯磨き粉でした。
海外直送品 Now Foods Xyliwhite Platinum Mint with Baking Soda Toothpaste, 6.4 Oz
こちらもかなり健康志向の強い歯磨き粉なのですが、
いかんせん値段が高すぎるので常用するにはちょっと難しいものがありました。
せっけんハミガキより遥かに研磨力が強いので、
研磨力が欲しいときは今でもキシリホワイトを使いますが…
1本400円前後で
割と健康的な歯磨き粉を買えるというのは
かなり大きなメリットなのではないでしょうか?
せっけんハミガキのメリット4.研磨力が弱いので気軽に使える
大抵の歯磨き粉は非常に研磨力が強いものが主流で、
使う側もそれが当たり前だと思っているところがあります。
せっけんハミガキは高研磨力・高発泡・高爽快感の主流とは逆行している商品で、
研磨力も発泡力もそれほど高くありませんし、
磨いた後のすっきり感も大したことありません。
実際のところ、歯の健康を考えたときには
研磨力の高い歯磨き粉を使うメリットはあまりありません。
研磨力の高い歯磨き粉で磨くと、
着色汚れがエナメル質ごと取れて非常にキレイな仕上がりになります。
しかし毎日のケアで同じところの歯を削り続けると
将来的には歯が弱くなってしまう危険性があります。
歯医者さんで売っているような歯磨き粉は
研磨剤が入っていないものか、研磨力の低いものが多いはずです。
せっけんハミガキには研磨剤としてシリカが入っています。
つまり分類としては低研磨の歯磨き粉ということになります。
(薬用の方だと研磨剤にシリカの代わりに重質炭酸カルシウムが入ってます。)
それでもせっけんハミガキの研磨力は低めです。
歯磨き粉を指にとってこすると、
研磨力の高い歯磨き粉はザラザラします。
せっけんハミガキはすり合わせたときの引っかかりが全然無いので
研磨力はかなり抑えられた歯磨き粉と言えます。
ここまで研磨力が低いのであれば、
食後の歯磨きにも利用することが可能です。
食べた直後というのは歯が少し柔らかくなっており、
高研磨力の歯磨き粉でガシガシ磨いてしまうと
歯をかなり傷つけてしまう可能性があります。
なので食後30分以内の歯磨きは、
水と歯ブラシだけで汚れを掃除する程度に抑えるのが理想なのですが、
せっけんハミガキは研磨力が低いので
そのあたりをあまり気にすることなく使えます。
私が愛用しているキシリホワイトでは
研磨力が強すぎて間違っても食後に使えるような代物ではないので、
せっけんハミガキのような低研磨力の歯磨き粉は重宝しています。
せっけんハミガキのデメリット
ここまでせっけんハミガキの良いところを紹介していきましたが、
1つだけ大きなデメリットがあります。
使用感としては問題無いのですが、
成分表とにらめっこすると少し気になる点があります。
フッ素などのケミカルなものが入っていないというのがウリなのですが、
入っていないということは当然その効果が得られないということです。
フッ素には虫歯の進行を食い止める効果はあまり無いと言われていますが、
新しい虫歯ができるのを防止する効果は確かに認められています。
フッ素入りであれば、歯磨きの際に多少の横着をしてしまっても、
フッ素の力で虫歯を抑える効果は期待できるのです。
せっけんハミガキはケミカルなものが入っていなくて確かに健康的ですが、
虫歯を予防するような化学的な薬品は含まれていないので
その点は留意する必要があります。
毎日丁寧に油断せずしっかり歯を磨けるという方であれば良いのですが、
そうでない方はちょっと危ないかもしれません。
フッ素なんかに頼らないという強い意志をお持ちの方にはオススメです。
ちなみにですが、研磨力が低いので
短時間でパパッとハミガキを済ませたい方にも
あまり向かない歯磨き粉と言えそうです。
せっけんハミガキと薬用せっけんハミガキの違い
どちらも健康的な歯磨きなのですが、
分かりやすく違うのは値段。
140gで約400円のせっけんハミガキに対し、
80gで約460円の薬用せっけんハミガキ。
約2倍ほども値段が違います。
薬用の方は塩が配合されており、
これが歯周病や口臭を予防してくれるのだそうです。
正直言って塩の歯周病や口臭に対する効果には懐疑的ですので、
私個人の考えとしては敢えて薬用せっけんハミガキを買う理由が
あまり見当たらないというのが本音です。
私の口内は健康そのものなので、
こういった商品のありがたみはレビューできないのかもです。
ただ2つだけどうしても言いたいことがあります。
まず、薬用せっけんハミガキはしょっぱい味がします。
公式HPにはマイルドな塩味って書いてますが、かなり塩を感じます。
普通のせっけんハミガキをどちらかと言えば美味いと評価した私ですが、
薬用せっけんハミガキは普通に不味いと思います。
それだけ塩が配合されているということなので、
塩が本当に口内の健康に寄与する存在なのであれば
それなりの効果は見込めるとは思いますが…
もう1つ気になることは、
薬用の方は普通のせっけんハミガキにはない色々な成分が配合されていること。
キサンタンガム、無水ケイ酸など、
安全性の確認されているものばかりなのは流石と言ったところですが、
pH調整剤としてクエン酸が加えられているのは少し気になります。
これは薬用の方に入っている研磨剤の重質炭酸カルシウムが塩基性のため、
酸性のクエン酸で中性を保っているのだと思われます。
取り立てて体に悪そうな成分は見当たりませんが、
成分表を見る感じだと普通のせっけんハミガキの方がシンプルですし、
薬用の方が研磨力が強そうなイメージを受けます。
両方とも手ですりつぶした感じでは、あまり研磨力の違いを感じませんでしたが…
薬用の方が値段が高いですが、
個人的には値段とか関係なしに
普通のせっけんハミガキをおすすめしたいところです。
最後に
せっけんハミガキは使用感も良いし安くて良い歯磨き粉だけど、
薬用の方は普通のせっけんハミガキより高い分の価値を見出せませんでした。
使ってみた感じは非常に好感度の高い歯磨き粉だったので、
ケミカルな歯磨き粉が怖いという方や、
歯を削りすぎるのが嫌というような
歯の健康が気になってきた方には是非試して欲しい歯磨き粉です。
【まとめ買い】 シャボン玉 せっけんハミガキ 140g×2コ