高性能なのに痛くないシリコン耳栓を使ってみたら、遮音性と耳痛はトレードオフという認識が崩壊した
耳栓の痛さと遮音力はトレードオフか…という記事を書いたことがありましたが、その常識を打ち崩す耳栓に出会いました。MACK’Sというアメリカの会社が製造しているPillow Soft Silicone Earplugsというものです。
一般的に耳栓と言えば、こういうウレタン製の細長い奴を潰して耳に入れて使うものを指すと思います。moldexなどの良質な物を使うことで高い遮音性を実現できますが、耳の穴の中で目いっぱい広がって内側から圧迫するため、遮音性が高い物はどうしても長時間着用していると痛くなってしまいます。
それと比べてこのシリコン耳栓はかなり特異な形状と使い方をしております。
この画像で1ペアなのですが、ほとんどまん丸の形状です。
その使い方はパッケージの裏面に書いてありましたが…
指でシリコンを丸め、耳に指で押し付けて伸ばし、シールのように耳の入り口を物理的に塞ぐことで遮音力を発揮する仕組みになっています。耳の中に耳栓を押し込まないので痛くなることがありません。
そんなのでちゃんと耳栓の役割を果たせるのかと思いましたが、これがまたなかなかの高性能なんですよね。
耳栓をつけながら目の前の人間と会話することくらいは可能ですが、5メートルくらい離れるとほとんど何も聞こえませんでした。
遮音力を表すNRR値はパッケージによると22デシベルということで、通常のフォームタイプ耳栓だとNRR33とか、小型の物でもNRR28とかだったりするので数値的にはかなり劣っていることになりますが、体感では数値以上に遮音性が高いように感じました。NRR26くらいかと思ってパッケージを見たら、たったの22だったので衝撃を受けたくらいです。
耐水性もあり、水洗いすることでそれなりに使いまわせるのも嬉しい。耳栓をお探しの方には是非一度体感してもらいたい新しいタイプの耳栓です。とは言っても、数年以上前からある製品のようですが。
↑ケースもついてきました
ただ1つこのシリコン耳栓の欠点としましては、なんかベタベタすること。
洗えばマシになりますが、そのベタベタで耳にくっつけている部分もあるので、洗い落としてしまうのも少し考え物。まぁコツさえ掴めばなんとでもなるみたいですが…まだ1回使っただけなのでそのあたりは何とも言えません。
もう少し使ったらまたレポートしたいと思います!