2台のパソコンをUSB3.0で繋いで、ドラッグ&ドロップで移動可能!LINK Xが面白い!
エアリアという会社から販売されているLINK X(リンク テン)というケーブルを使うと、2つのパソコンをUSB3.0ケーブルで繋げることで、
デュアルモニターのようにキーボードやマウスの共有、
2つの異なるパソコン間のデータ移動をドラッグ&ドロップだけで解決、
コピーした時のクリップボードのデータ共有など、
2つのパソコン同士でのやり取りが非常にスムーズにできるようになります!
画像を見ていただければ分かるとおり、
デュアルモニターとは少し勝手が違いますが、
1つのマウスだけで違和感なく2つのパソコン間を操作できます。
異なるパソコン間でデータを移動したいとき、
ドロップボックスやUSBメモリなどを経由することなく、
ドラッグ&ドロップという直感的な操作だけで
データ移動が可能なのは非常に面白いですね。
画像や文章などをコピーしたときのクリップボード情報も
2つのパソコン間で共有できるので、
擬似的なデュアルモニタとして利用することも考えられます。
(デュアルモニターではないので、ウィンドウの移動などはできませんが)
実際に使用している動画を見てみても色々使い方がありそうで、
ロマンを感じる商品ですね。
デスクトップとノートパソコンというように
メイン機とサブ機をお持ちの方に良いかもしれません。
販売元のエアリアという会社について
このUSB3.0のデータ転送ケーブル、LINK Xを販売してるエアリアという会社ですが、ちょっと聞き慣れないですよね。商品の信頼性にも関わる部分なので、少し調べてみました。
非常勤含め10名という小規模な会社ながら、
設立年は1987と30年以上続いている会社です。
海外メーカーの台湾VIZOやシンガボールGAVIOからの輸入代行、
AppBankや東急ハンズ、ソフトバンクBBや日立ソフテックを国内取引先に持っており、なかなかやり手な会社な気配がします。
ホームページのLINK X紹介ページを見てみると、
色々な注意書きがきちんと書かれているのが好感を持てます。
(LINK 10 SD-U3DLINK1-M 取扱説明書)
ホームページの注意書きや取り扱い説明書を読むことで、
このLINK 10を購入する時の注意点がいくつか見えてきました。
LINK 10を購入するときの注意点。
USB3.0がEtronコントローラの場合、使えない
マザーボードの種類によるところですが、
USB3.0の種類によってはLINK 10は使用不可能なようです。
自分のUSBのホストコントローラの種類は、
デバイスマネージャで確認することが可能です。
(USBホストコントローラの確認方法 – CASIO)
USBのコントローラのメーカーなんて気にする方はそう多くないと思いますが、
購入の前には必ず自分のUSBのホストコントローラを調べましょう!
USB2.0でも転送はできる
USB3.0転送ケーブルと書いてあったので、
もしかしたらUSB2.0では使用不可なのかなと思いましたが、
USB2.0でもちゃんと転送可能なようです。
ただし転送速度は、実測値で4分の1ほどになってしまうそうです。
2台間でのマウス移動やコピーペーストのクリップボード共有だけなら良いですが、
データ移動などで使う際にはUSB3.0で使いたいところですね。
マウスやキーボードは、特殊なホットキーやショートカットは非対応
マウス操作は、左クリック、右クリック、ホイールといった基本的なところ、
キーボードは、A~ZやShift,Tab,Enterなど、
どのキーボードにも必ずあるような基本キーのみが対象であり、
ハイテクマウスやキーボードの特殊操作は非対応のようです。
Windows XP,7,8,8.1,10で使用可能。あれ、VISTAは?
対応OSは、Windows10/8.1/8/7/XP(SP3/64bitのみ)と書かれています。
XPは64bitじゃないとダメで、XPは必ずUSB2.0での接続になってしまうそうです。
Windows 7からWindows10までのパソコンでは問題なく使用可能みたいな感じですが、VISTAに対する記述がどこにもありませんね・・・
XPでも使えるんだからVISTAでも使える気がしますが、
記述がないのでとても不安ですね。
VISTAなんか投げ捨てろというメッセージでしょうか。
あと、モダンUIでは使えないようです。
モダンUIっていうのはWindows 8から実装された、
タブレットっぽい見た目のメニュー表示のことです。
LINK 10のまとめ
Amazonでは「LINK X」だったり、
エアリアでは「LINK 10」だったり、
表記が安定していないですが、なかなか良さそうな商品です。
ただ1つ注意点は、
この商品は2つのパソコンのモニターを並べて使うことが想定されており、
1つのモニターに2つのパソコンを接続して、
入力先切り替えをしながらデータ移行で使うといったやり方では
どうも動作が安定しないようです。
2つのパソコンを同時に起動して、
別々のモニターを見ながらの作業が楽になるという
簡易デュアルモニター的なケーブルとして考えておくのが吉かと思われます。