iPhoneの画像圧縮アプリを探した結果辿り着いた「ImageResize」
画像を圧縮して超軽量化するWindowsソフトのRIOTに感銘を受けたので、iPhoneでも画像を圧縮するアプリで良いものが無いかどうか調べてみました。
iPhoneからブログを投稿する、いわゆるモブログで画像を投稿するときに使うために、iPhoneだけで画像サイズを圧縮できるアプリを探してみたのですが、iPhoneでは画像をRIOTのようにキレイに圧縮できて、なおかつ使いやすいアプリはなかなか見当たりませんでした。
色々アプリを探したり試したりしてみましたが、実用性ではImageResizeというアプリが一番かなという結論が出たので、ImageResizeの画像圧縮アプリとしての実用性、その他の機能などを紹介していきたいと思います。
ImageResizeはリサイズ&圧縮を同時に行うアプリ
ImageResizeは本来画像のサイズを変更するためのアプリなのだと思われます。画像の横幅を指定すると、アスペクト比(縦横比)を維持したまま写真をリサイズしてくれるという機能がついています。
リサイズするついでに画像の圧縮も行ってくれるようで、圧縮なし、最高画質、標準画質、最低画質の4つの中から圧縮率を選択できます。圧縮だけ行うというのは不可能なので、リサイズのついでに圧縮するという使い方になります。
画像の横幅はプリセットで設定可能!
リサイズ後の画像サイズは、あらかじめプリセットで設定しておくことが可能です。ブログで使う画像はサイズが決まっていることが多いので、個人的には自分でサイズを決定する機能が無いと使いにくいので非常にありがたいです。
画像の縦横で長い方がこの数字になるようにリサイズされます。
横幅固定というわけではないので注意!
惜しむらくは原寸サイズのままファイルサイズだけ圧縮できないこと、そしてその場でリサイズ時のサイズ入力ができないことの2つです。ImageResizeの整理されたユーザーインターフェイスを保ちながらその機能を追加するのは若干厳しいかもしれませんが、今後のアップデートに期待です。
圧縮後のサイズは?
さて気になる圧縮後のファイルサイズですが、かなり小さくなります。一応アプリの方でも圧縮後のサイズは確認できますが、RIOTと性能を比べてみたかったので、圧縮前の画像ファイルと圧縮後の画像ファイルをすべてパソコンに送ってサイズを比べてみました。
元の画像はサイズ2130KB、横1334縦750のPNG画像です。
PNGファイルもJPGファイルに変換されて圧縮されるようで、
横幅320で一通り圧縮してみた結果、
圧縮無しで94.9KB、
最高画質で35.0、
標準画質で26.9、
最低画質で17.3KBとなりました。
圧縮無しでもPNGがJPGに変換されるのはどういう原理なのかよく分かりませんでしたがが、同じ画像をRIOTで同じ横幅320で圧縮してみたところ、
PNGのままだと36.84KB、JPGにすると16.6KBとなりましたので、数字で比較してみるとImageResizeもなかなか優秀な圧縮率を誇っていることが分かります。
(JPGはRIOTのサジェスト設定をそのまま使って圧縮しました)
それぞれ画質を見比べてみると、
ImageResize最低画質17.3KB<RIOT JPG16.6KB<ImageResize標準画質26.9KB
という感じでした。
さすがにiPhoneでRIOTほど完璧に圧縮するのは難しそうですが、標準画質で圧縮すれば見た目には問題無いままサイズが激減するので、圧縮アプリとしても有能と言って良いと思います。
ちなみにImageResizeに限らない話ですが、iPhone内の画像をパソコンに転送すると何故か微妙にサイズが大きくなります。ImageResizeで圧縮後は16KBって書かれている画像をパソコンで見ると26.9KBになっていました。何か理由があるのでしょうが私には見当もつきません。
写真の位置情報もきちんと削除
圧縮無しという項目があるので微妙に不安でしたが、画像の位置情報を確認するアプリで調べてみたところ、どんな圧縮方法を選んでもしっかり写真の位置情報を削除してくれているようです。
クイックアクションが非常に便利
カメラロールの写真を開く、圧縮した写真を保存するなどの動作をクイックアクションに登録できるので、写真を開いて保存したり投稿したりするまでの流れが非常にスムーズです。
ただ、クラウドに保存という項目はあるのですが、Googleフォトには保存できないのが非常に残念。カメラロールを自動的にGoogleフォトにアップロードするのは嫌なので、私としてはカメラロールに保存する以外にほぼ選択肢がありません。DropBoxに送れるのは非常に便利ですけども。
ImageResizeのここが残念!
ImageResizeは非常に高性能なアプリなのですが、ウィジェットに対応していないこと、URLスキームに対応していないことの2つが非常に残念。便利なだけにどこからでも起動できるようにしておきたいものです。
ただ他のアプリで開くメニューには出てくるので、他の画像編集アプリからの受け渡しは割とスムーズです。
プロ版だとトリミング&ぼかし加工が可能で便利
圧縮後に出てくる全画面広告がうざかったのと、トリミング加工とぼかし加工までできちゃうということだったので思い切ってPro版を買ってみました。
Pro版だと広告非表示に加えて、クイックアクションのメニューに切り抜きとお絵描きが追加されるようになります。
切り抜きはいわゆるトリミング加工で、メジャーなアスペクト比に従って画像を切り抜くことも自由にサイズを変更して切り抜くこともできます。あと画像を回転させることもできるので、縦横の向きがおかしい画像を修正するのもImageResize内でできます。
お絵描き機能ではごく簡単なお絵描きができるようですが、テキスト入力が無くて残念。またぼかし機能はモザイクの代わりになることを期待したのですが、文字が読める程度のぼかし効果が限界でした。まあ隠したいだけなら線で塗りつぶせば良いのですが、モザイク&文字入れができたらブログ用の写真加工アプリとしては完璧でした。
それでもトリミングから圧縮までをImageResize1つで行えるのは、スクリーンショットをブログに投稿することの多い自分からすれば非常に便利で、思い切って買いましたが満足しています。
まあでもPro版は360円と少しお高いので、Markeeと併用するのがオススメです。
iPhone用無料画像加工アプリの決定版!Markeeの使い方まとめ
Markeeは無料で使えるのに広告無し、それなのに信じられないほど高性能な画像編集アプリで、iPhoneでモブログ用の画像編集ソフトを探しているならとりあえずMarkeeを使っておけば間違いはありません。
Markeeでモザイクや文字入れ、トリミングなどの編集をした後に、
ImageResize無料版に画像を受け渡ししてリサイズと圧縮を行えばもう完璧です。
ImageResizeでブログ用の写真をiPhoneでも軽量化!
私はあまりブログ用の写真サイズについては気にしていませんでしたが、少しでも軽い方がページ表示速度は速くなるしスマホユーザーのパケットを圧迫することもなくなるので、軽量化しておくに越したことはありません。
かなり手軽に、そして相当ファイルサイズが圧縮できるので、これまで画像サイズをあまり気にしたことが無かったというブロガーさんも、是非画像の軽量化に挑戦してみてはいかがでしょうか?