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東洋人と西洋人の一番の違いは夢を聞かれた時の答え。だって夢が無いとか奇跡でしょ?

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 東洋人と西洋人の違いがわかる質問wwwwww:哲学ニュースnwk

「空を飛んでる風船の動きが急に速くなった時、それは何故だと思いますか?」

この質問を見て、僕は風が吹いたからだと思った。その答えは大方の東洋人の感性と一致する。
西洋人の場合は、多くの人が風船の空気が抜けたから、空気を噴出したからだと答える。

東洋人は個は周囲の影響を受けるという考えが根底にあるが、
西洋人はその逆で、個が周囲に影響を与えるという考えが根底にある。

 

この考え方の違いはただの文化の違いだろうから特に異議はないし優劣も無いと思っているけど、この記事を見て思い出したことが1つあるので書いておきたい。それは、日本人の夢についての考え方についての話だ。

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夢を持っていない人が増えていると囁かれることも多いが、実は僕も昔は夢が無い人間だった。なりたい職業など無かったし、人生を賭けてもいいと思えるほど好きなものには残念ながら今も巡りあえていない。

それでもそれなりに自分の人生について考えて、「自分は一体何がしたいんだろう」なんて考えたりもしたが、やりたいことなど特に無かった。厳密に言うとやりたいことはあったのだが、それを夢であると認識したことはなかった。
それは何故かというと、人様に言えるような立派なものではなかったからだ。
「忙しいのは嫌だな。毎日美味しいものを食べたいな。」こんなレベルのことを取り留めなく考えていた。

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そんな時、きっかけは忘れてしまったが、こんなことをネットで発見した。
日本人は夢を聞かれた時に「なりたい職業」を言うが、
欧米では夢を聞かれた時にこう言うというのだ。
「お気に入りの家具に囲まれた家で、週末は毎週ホームパーティをしたい」と。

先ほどの風船の話よろしく、
日本人は周囲とのつながりを意識して夢を語るから、なりたい職業が無ければ「夢が無い」と答えざるを得なくなる。
一方、個に根を張っている人たちは、理想のライフスタイルや純粋な理想を夢として語るのだ。

これも考え方の違いという話になってくるが、この場合はそれだけでは済まされない問題がある。
理想のライフスタイルや自分の中にだけ存在する理想を夢だと認識しているかどうかは、
人生の方向を決める時にそれなりに影響してくるということだ。

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自由な時間を多く持って趣味人として生きたいと思っている人が、
週休2日も満足に取れない、休日は疲れ果てて動く気力もない、そんな企業を避けることは最優先事項ではないか?
少しくらい給料が低くても、一流企業とは言えなくとも、勤務体制がフレキシブルな職を考えるべきではないだろうか。

そして多くの人が、理想と舵の方向に大きなギャップを抱えたまま生きているように思う。自分の中にあるwantは自分がやるべきこととはまったく別の世界のものであり、wantを求める選択肢を吟味すること自体が盲点になっているのではないかと思う。

そして性質の悪いことに、ままならない人生を送っている人ほど立派な人間であるという風潮すらある。
忙しいということがステータスになるなんて、僕にはどう考えてもネジが外れているとしか思えない。
本当は自分の中に夢みたいなものがあるのに、思考の根が周囲との繋がりにある僕らは、それが追い求める価値のある夢と認識することができない。これほど悲劇的なことがあるだろうか?

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そもそも、よくよく考えてみれば、夢が無いなんてことは普通ありえない。
決して今の日本では立派に語れるような夢ではなくとも、欲望ある人間ならば大なり小なり理想があるはずだ。
もし夢が無い人間がこの世に存在するとすれば、厳しい修行で欲を捨てることに成功した偉いお坊さんくらいのものだろう。

だからと言って、「僕の夢は大金持ちになることです」なんて言ったら、大人になれよと言われること請け合いだ。本当はほとんどの人はお金が欲しいと思っているし、生きるためにお金を稼ぐ労働に人生を支配されることに嫌気が差しているはずなのに。

 

考え方を変えると見える景色も変わってくる。
夢を聞かれてなりたい職業を答えられるのは素晴らしいことかもしれないが、
自分の欲をそのまま夢とする考えがマイナーであるこの国は、本当に奇特な国だと思う。
なんだかんだ言って日本が好きなのは否めないが、どうにかならんのかと思うこともある。
この夢の話は、その1つ。

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