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福島県民の8割が反対していた地下水バイパス計画は成功?日本分析センター調べで”東電の定めた”放出基準を下回る

原子炉建屋に流入し続ける汚染水の問題の対策として、
流入する前に水を吸い上げて海に放出することでこれ以上汚染水が増加するのを阻止しよう、
という計画が以前からありました。

その名前が地下水バイパス計画です。

福島県民からは風評被害が拡大するという理由で反対されていたそうですが、
拙い僕の知識では反対する理由は分かりませんでした。
むしろ、なんて頭の良いことを考える人がいるんだろうと思ったものです。
僕は流入する前に水をくみ上げるという発想はまったくありませんでした。

多くの反対を受けていたので先行き不安に思いながら見ていましたが、
どうやらニュースによると、一応この計画は成功と言える結果が出たようです。

が、ちょっと気になるところがあったので調べてみました。

5月14日の東京電力の発表によると、地下水バイパス計画によってくみ上げられた水を第三者機関である日本分析センターが詳細に分析した結果、東電の定めた放出基準を下回ったため、海洋放出を検討し始めたということです。

 

ところで、第三者機関が水の汚染調査をしているのに、その基準は東電が用意しているのって、なんかおかしい気がしません?

というわけで、東電の放出基準が適切なものなのかどうか調べてみました。

時事ドットコムによると、
セシウム134、セシウム137は1リットルあたり1ベクレル未満、
ストロンチウム90は1リットルあたり5ベクレル未満、
トリチウムは1リットルあたり1500ベクレル未満だそうです。

色々調べてみたところ、この基準は現実にはかなり厳しい基準のようで、
福島原発内に汚染水のタンクが次々と増設されていくのも、
この基準の厳しさ故のものだという見解が見受けられます。

ということは、その基準を第三者機関の調査によってクリアしているということは、
地下水バイパス計画はとりあえず成功と言っていいのではないでしょうか?

日本分析センターは原発関連の天下り先とも言われているようですが、
さすがに調査結果を都合良く改ざんなどはしていないことを信頼したいところです。

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