オークションより簡単なフリーマーケットアプリ、mercari(メルカリ)が安全で使いやすそうだった
フリーマーケットアプリのmercariに注目が集まっていますね。
テレビCMも放映され、ダウンロードランキングでも上位に入っています。
オークションと違って自由に出品できるのがフリーマーケットの魅力ではありますが、
実際に使ってみて簡単なのか、安いのか、安全なのか、色々と気になるところは多くあります。
というわけで、ダウンロードして少し使ってみて思ったことなどをまとめてみました。
個人情報の扱い・取引の安全について
最近はセキュリティの問題もあり、
ネット上で個人情報を使うのが怖いという方も多いと思います。
会員登録に必要な情報はニックネーム、メールアドレス、電話番号のみ。
いきなり名前や住所を入力しなくても登録できるのは地味に嬉しいところです。
もし購入した場合に必要な個人情報を調べてみたところ、
配送のために必要な住所と名前などは取引相手に知らせる必要があるようですが、
銀行口座は相手に教えなくても大丈夫なようです。
住所と名前も取引完了とともに見えなくなるということで、配慮されてるのが分かります。
オークションでは送金したのに商品が送られてこないと言った
オークション詐欺が問題になったりすることもありますが、
メルカリではフリーマーケット詐欺ができないようなシステムが構築されていました。
- 購入者がメルカリ事務局にお金を振り込む
- 出品者はお金を振り込まれたのを確認してから商品を発送
- 購入者に商品が届いたら、購入者は出品者に評価を送る
- 出品者も購入者を評価する
- お互いの評価が揃った時点でお金が振り込まれる
ということで、少なくとも購入者が詐欺に遭うことはないようになっています。
もし偽者の商品が送られてきた場合も、
適切に手続きを行うことで確実に返金してもらえる仕組みになっているのが良いですね。
購入者にとっては非常に安全な仕組みになっていますが、
もし購入者が出品者を評価してくれなかった場合など、
出品者はちょっと困ったことになる可能性が残っているように見られましたが、
最低限はカネとモノを扱う以上は仕方ないことかもしれませんね。
それでもかなり詐欺の対策はされていると思います。
出品が簡単で初心者でも気軽に売れそうなのが嬉しい
メルカリは誰でも簡単にモノを売買できるということをモットーにされているそうですが、
その出品の簡単さというか、案内や説明の丁寧さと分かりやすさには感銘を受けました。
ちなみに出品手数料は無料です。
出品するボタンをタップすると写真を撮影できるのですが、
撮った写真をその場で修正することができるんですよね。
手元に商品がありさえすれば、とっても気軽に出品することができます。
もちろんカメラロールの写真を選択することも可能です。
どこにどのようなものを入力すればいいのかが人目で分かるように、
説明文やガイドが散りばめられています。
この配慮が本当に素晴らしいです。
特に配送の方法とかって、何が良いのかどれくらい値段がするのかとか、
はじめてネットで売買する人にとっては分からない部分だと思います。
例えばもし本を一冊送るって考えたとき、パッと何が良いか分かりますか?
もしこれを送るならこれを使うのがオススメ!
というアドバイスを掲載してくれています。
初心者にとってはこんなに心強いアドバイスはありませんね。
配送方法別に特徴や発送方法や料金などが詳細に書いてあり、
迷うことなく適切な輸送方法を選択することができます。
企業側がなんとかして出品のハードルを下げようとしているのが伝わってきます。
フリーマーケットは自由さと気軽さがウリだと思いますが、しっかりと実現できています。
商品のラインナップと価格の安さ
スマートフォンのフリーマーケットというと
女性向けでファッション系というイメージがありますが、
メルカリはメンズ・レディスの両方のカテゴリが用意されちるだけでなく、
家電やレジャー用品など多くのジャンルを取り扱っています。
高い安いは出品者によって様々ですが、
中古のモノを市場価格より安くというのが多いかなと思います。
後はフリーマーケットならではなのか、掘り出し物の商品があったりします。
僕は暗証番号の分からなくなったiPhone5cが
2万円で取引されていたのを見て衝撃を受けました。
データ残ったまま売って大丈夫ですかと思ったのもありますが…
●●様専用という文化とかフランクなやりとりが良いなぁと思う
商品を見ていると、よく「●●様専用」というタイトルの商品が出品されています。
●●様専用となっているものでも一応誰でも購入はできるのですが、
特定の人にネットを通じて安く売りたいとか、
商品をこの人に買って欲しいとか、
そういう時にはタイトルを変更してその人からの購入を待つという文化があるようでした。
メルカリは商品を出品すると、
その商品ページで購入者や出品者がコメントのやり取りをすることができます。
そうやってコメントを通じて出会う人が増えて、
●●様専用という文化が生まれたのだと思います。
商品の取引を通じて顔見知りになるというのも、なんだか良いですよね。
システム的には完璧ではない個人間の販売の仕組みかもしれませんが、
良識のもと成り立っている自由な雰囲気がまさにフリーマーケットって感じがしました。
換金方法とポイントのシステムが面白い
売り上げ金はアカウントに貯まっていき、
1000円以上から送金の手続きを行うことができます。
1万円以上を換金する場合は手数料無料だそうですが、
小額の場合は210円の手数料がかかってしまいます。
ただ、アカウントに貯まっているお金は、手数料なしでポイントに変換することができます。
ポイント単価は1ポイント=1円となっており、
メルカリでの購入の際にはお金の代わりに使うことができます。
その売り上げを使ってお買い物というのも面白いですね。
さらに、ポイントは友人を招待することでも増やすことができます。
1人紹介すると100円相当のポイントがもらえます。
FACEBOOKアカウントでも登録できるので、
FACEBOOKで友達をメルカリに誘えば
そのお金だけでちょっとしたお買い物ができるかもしれません。
ただし!
ポイントは180日で失効するので気をつけてください。
ポイントの失効予定日などを確認することはできます。
売買の回転率を上げるためのポイントの期間設定だと思いますが、ポイントの管理は少し面倒ですね。売上げとして保存しておけば安心のようです。
色々と見渡してみましたが、 フリーマーケット感が出てて面白い感じに仕上がってるアプリだなーという印象。結構な数の出品と取引もあってにぎわってる感じがして、200万ダウンロードは伊達じゃないなと思いました。ネットでモノを売るといえばヤフオクですが、もっと気軽に出品ができるフリーマーケット形式というのもこれからメジャーになってくるかもしれませんね。